平面上に規則正しく配列した三角形や六角形などの幾何学形状を簡単に変形させる手段としてマッピング機能を使う事例をこれまでにいくつか紹介してきました。今回は、そのマッピングをGrasshopperの機能のみ使って行う事例を紹介したいと思います。
・冒頭の工程で作成したサーフェスをひとまずLunch Boxプラグインに含まれているRebuild Surfaceコンポーネントにつなぎ、サーフェスのUVの数を調整するようにします。
・その後ろにつなぐのがSurface Pointsコンポーネント。これはサーフェスのCV点そのものを取り出す機能です。この点群をY座標値ごとにパスを分けるためSort List、Create Setsなどのコンポーネントにつないでいます。
・各Y座標値ごとに階層に分かれた状態なので、念のためX座標値ごとに点を揃えたらここの工程は終わりです。
・左のグループと右のグループは、それぞれX軸方向の変形、Y軸方向の変形となっていて、やってること自体は同じです。
・両端の点は変形させないためCull indexコンポーネントを使って両端点を除いた状態でスケール処理を行います。スケール倍率はGraph Mapperを使って任意に変更するとおもしろいですね。Y軸方向変形のグループについてはパスの行列反転させると簡単なので、Flip Matrixコンポーネントを挟んでいます。
・この後の工程でマッピングを行うため、作成したサーフェスのUV軸方向を調整できるようAdjust UVコンポーネントを後ろにつないでいます。
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