2023年10月20日金曜日

【Grasshopper_89】Control Point Loftコンポーネントを使ったお手軽幾何学パターン作成


パターン作りは2Dからスタートすることが多いのですが、トップ画像のような大きさを縦と横の両方向で変形させる場合、もっと簡単にできないかなと考えたところ、Control Point Loftコンポーネントを使ってみると以外にお手軽にできたので紹介したいと思います。

以前のブログ記事で紹介した、Paneling toolというプラグインを使う方法もおすすめではありますが、使い方に少々癖があるため、今回はもっとわかりやすい方法になります。


・XY平面上に横長のレクタングルを作成します。一番後ろにSurfaceの端子をつなぐことで、Rectangleコンポーネントで作成した四角の曲線がサーフェスに変換されます。

・作成したサーフェスのisoカーブをUとVそれぞれの方向別に取り出し、Control Point Loftコンポーネントにつないでサーフェスを作成します。

・Control Point Loft機能は名前の通り、Loftによるサーフェス化のため、一つの方向の曲線のみを使用します。そのため、今回はこのコンポーネントを2つ用意し、U曲線とV曲線それぞれを使ってサーフェス化しています。

・isoカーブの密度変化はGraph Mapperを使って自由自在に行います。

・実際の幾何学パターン作成はLunch Boxプラグインを使います。さきほどの一方のサーフェス上にひし形を配置し、もう片方のサーフェスにMap to Surfaceコンポーネントを使ってマッピングします。

・Map先のサーフェスのUV方向はお好みで入れ替えます。

・この時点でサーフェスを分割したらこんな感じです。

・冒頭に作ったサーフェスを変形させてみます。四角形の底辺をRebuild Curveコンポーネントにつないでコントロールポイントを5点にした後、Control Pointsコンポーネントを使って点を取り出し、真ん中以外の点をYマイナス方向に移動させてからNurbs曲線化します。

・最後に、Flowコンポーネントにつないでフロー変形させます。

・あとは同じやり方をすると完成です。

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