パターンの大きさを徐々に変化させるときに便利なNudibranchプラグインについて、機能の紹介をしたいと思います。
どちらかというと簡単な事例紹介となります。
Animators
1.Bouncers
・衝突判定などの物理演算機能は無く、単に動かすだけのものです。衝突してもそのまま貫通するのみとなります。
・点のみだと動作は軽いですが、上のサンプルのように3Dオブジェクトを生成すると動作がかなり遅くなります。
2.Railway
・この機能も同じくアニメーションさせるためのもので、曲線上に点を配置し、端から端に向かって一定の速度で動かすものです。3.Satellite
・対象となるオブジェクトの周りをぐるぐる回らせるアニメーションです。名前の通り、衛星みたいな関係でしょうか。4.Walkers
・サーフェス上に点を配置し、サーフェス上をランダムな方向に移動させるアニメーション。続いて、アトラクター機能に移ります。
Attractors
5.Attractor Value
・基準となる点(上の図の青色)を中心とし、R入力(半径)で指定した円の内側にある点ごとに距離を計測し、その距離の最大~最小の範囲を0~1の範囲に変換する機能です。放射状に数値を変化させたいときに使います。・V出口から出てくるのは0~1の間の数値となりますので、Remapコンポーネントにつないでお目当ての数値の範囲に変換して使います。上の図では球体の半径につないでいます。
・指定した円の外側の数値については、最大値もしくは最小値のどちらかを選べます。上の図は最大値を設定した状態。Mi入力のtoggleをfalseもしくはtrueで切り替え可能。
・中心から外に向かって、徐々に大きくするか小さくするかの切り替えはAs入力のtoggleで切り替え可能です。
6.Point Attractor
・こちらは、点そのものを動かす機能です。基準になる点(青色)を中心とし、R入力(半径)で指定した円の内側に含まれる点に対し、所定の力で引き寄せる(引力)、あるいは押し出す(反力)という仕組みです。上の図は元の位置(黒)から青色の球体に向かって引き寄せた事例です。・引力と反力はReのtoggleで切り替え可。
・中心から外に向かって、徐々に力を強めるか弱めるかの切り替えはAs入力にtoggleで切り替え可能です。
・指定した円の外側に含まれる点に掛かる力は、最大もしくは最小のどちらかを選べます。Mi入力のtoggleをfalseもしくはtrueで切り替え可能。
・力の大きさはF入力、計算回数はItで設定可ですので、ここで強弱を調整します。
・ランダムに選定するシード値は、S入力に整数を指定します。
7.Point Ravel
・5.のAttractor Valueとほぼ同じ機能ですが、こちらは、円の内側にある点のいくつかをランダムに選定し、数値を最小値もしくは最大値に置き換えるものです。・不規則に変化させたい時に使えるかもしれません。
8.Twirl Attractor
・指定した円の外側にある点を回転させる機能。・回転方向を時計回り/反時計回りの切り替えをCl入力のtoggleで可。
・回転力自体はF入力につないだ数値で指定可。
9.Curve Attractor
・6.のPoint Attractorと同じ考え方をカーブに置き換えたもの。C入力で指定した曲線の、R入力で指定した数値分だけ内側と外側にオフセットさせた2本のカーブに囲まれた点を引力もしくは反力を使って移動させる機能。・6.と同じく、最内側と最外側の点にも最小値、もしくは最大値の力が掛かります。切り替えはMi入力のtoggleで設定可。
10.Curve Ravel
・7.のPoint Ravelの考え方をCurveに置き換えたもの。C入力で指定した曲線から、R入力で指定した数値分だけ内側と外側にオフセットさせた2本のカーブに囲まれた点と指定した曲線までの最短距離を求めて、その距離の最大~最小の範囲を0~1の範囲に変換する機能。・7.と同様に、2本のオフセット曲線に囲まれた点をランダムに選定し、数値が置き換わるので次の11.に比べて不規則な感じになります。
11.Curve Value
・5.のAttractor Valueの機能を曲線に置き換えたもの。使い方は10.のCurve Ravelとほぼ同じです。・Nudibranchの中ではこれが一番使いやすいと思います。実際、業務ではこのコンポーネントしか使っていません。
続いて、Scramblesの機能に移ります。
Scrambles
・各種パラメーターの設定方法は9.と同じです。
13.Point Hicking
・6.のPoint Attractorの3D版です。14.Climber
・サーフェス上の点に重力(Z方向の力)を掛けて、点を移動させる機能。・こちらは、角度(radian)で強弱を指定します。
・使い方が難しいかなという印象です。
0 件のコメント:
コメントを投稿