2024年10月5日土曜日

【Grasshopper_103】2DグラデーションパターンPart1

久しぶりに2Dのドットパターンを作ってみました。

Grasshopperを使ったモデリングを業務として始めたきっかけがCMF担当デザイナーから依頼を受けた型紙用グラデーションパターン制作でした。

Illustratorでは作るのが面倒な案件を受けていたので当初は苦労しながら作っていたことを今でも覚えています。

今回は、下と右斜め下の2方向に間隔を徐変させるサンプルを紹介します。


・はじめにRhinocerosで3本のカーブを作成します。一番左は直線、右二本は自由曲線です。

・一番右の曲線をGrasshopperに取り込みます。オフセットと延長はお好みで。

・取り込んだ自由曲線上に分割点を求めます。

・間隔を徐々に広げるため、等差数列に2乗した数値を加算します。一定の間隔を維持する個数と全個数、倍率をスライダーで調整できるようにしています。

・今度は一番左の直線を取り込み、同じく分割点を求めます。

・求めた分割点間に直線を作成します。

・Rhinoから取り込んだ一番左の直線を5mm間隔で右方向にオフセットさせ、先ほど求めた直線との交点を求めます。

・Rhinoから取り込んだ真ん中の自由曲線を境に左側の交点が一定間隔のエリア、右側がグラデーションさせるエリアとして点を分けます。

・グラデーションエリア側の点の最も左側の点を取り出し、各直線を分割して右側の部分を取り出します。

・取り出した直線上に分割点を求めます。

・直線の長さを5mmで割った数値の整数部分を使って等間隔の点をまず求めます。次に、1番目と2番目の点の間の距離を使って、適当な長さの等差数列、およびそれを2乗して3倍にした数列を作成し、Graph Mapperで数値を0からじわっと増えるように調整してから足し合わせます。正規化した数値のため、1を越える部分は必要がないのでカットし、最後に0から1までの範囲になるようリマップした後で分割点を求めます。

・最後に一定間隔部分の点と合体させて、円を作成したら完成です。

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