2019年6月15日土曜日

【Grasshopper_22】レンズカットパターンの製作


手作業によるモデリングで結構面倒な類に入るのが、ヘッドランプやリアコンビランプの中にある、レンズに施されるパターンです。

光学的な設計はかなり難しいですが、見た目がそれっぽくなっていれば良い案件であれば使えると思いますので、作り方を紹介します。

Step.1 3Dサーフェスを用意する

・適当な3Dサーフェスを準備します。

Step.2 XY平面上にサーフェスを作成

・3Dサーフェスの寸法を測り、同じサイズの長方形サーフェスをXY平面上に作成します。

Step.3 細分化したサーフェスの分類、ポリラインカーブ作成

・Step.1で作成したXY平面上のサーフェスを、Lunch BoxプラグインのTriangle Panels Aコンポーネントにつないで細分化します。

・その後、Cull Patternコンポーネントを二つつなぎ、片方をTrue False、もう片方をFalse Trueに設定してサーフェスを2種類、抽出します。

・抽出したサーフェスをExplodeコンポーネントでエッジの頂点を取り出し、PolyLineコンポーネントを使いポリラインを2種類、作成します。

Step.4 中心点を移動させて3D化

・Step.3で作成したポリラインカーブに対し、Polygon Centerコンポーネントを使い中心点を求め、それぞれZ方向、Zマイナス方向に移動させてXY平面を境に凹凸になるよう3D化します。
※片方のMoveコンポーネントのExpressionにx*-1を設定しています。

Step.5 Sporphコンポーネントを使って3Dマッピング

・最後にSporphコンポーネントにつないで3Dサーフェス上にマッピングしたら完成です。

・p0とp1は原点をつないでいます。

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【Grasshopper_98】SporphとSurface Morphingの特徴、違いなどについて

今年もまたGWに突入しましたね。コロナ明けに円安、インバウンド特需のおかげで東京から郊外に出かけると例年以上に混雑に巻き込まれそうなので、昨年と同様、連休中は家に籠ってブログを更新します。今回のテーマは、Surface MorphingとSporphの違いについてまとめてみました。