Topビューで見やすいように90度回転させ、必要なデータを揃えます。パターンを配置するエリアが図の緑色の部分になりますのでここを改めてサーフェス化します。Squisherを使った展開機能はサーフェスを途中でポリゴンに変換しているため、展開したサーフェスのエッジは1次直線で構成されています。よって、Rebuild Curveコンポーネントを使って制御点数と次数を調整してから改めてサーフェスを張る必要があります。
2025年10月4日土曜日
【Grasshopper_116】アーチ状のサーフェスにパターン配置
今回はアーチ状のサーフェスに三角形を配置してみました。自動車のフェンダーに配置するようなイメージです。まずはRhinoで適当なアーチ状のサーフェスを作成します。あえて、真円ではなく楕円にしてあります。複数のサーフェスで構成されるので、Grasshopperに取りこむ時はBrepとなります。
Grasshopperに取りこんだら、最初の工程は近似面の作成です。いわゆる一枚面のことです。今回はXY平面に展開したのちパターンを生成し、再び3D面上に戻す作業を行うため、一枚面の作成が必要になります。完成したサーフェスがUntrimmed SurfaceとなっていたらOKです。
近似面およびそのアイソカーブを平面に展開します。展開はSquisherというプラグインが必要になります。展開する機能を使う理由は、いわゆる投影方式だと投影先のサーフェスによっては形が変形してしまうこと、もう一つはパターンの寸法調整は平面上の方がやりやすいということが挙げられます。
次に、三角形を配置する縦長長方形を作成します。
展開したアイソカーブ(縦長)を長方形にマッピングし、リストを交互に組み合わせてLoftコンポーネントにつないでサーフェス化します。
サーフェスごとに12分割後、左と右の二つに分け、それぞれ三角形を作成します。
三角形の大きさを変化させます。
この時点で三角形の形を補正します。お好みで追加する部分なのでノード構成は省略します。
作成した三角形のうち、実際に3Dサーフェスに戻す部分を抽出します。また、マッピングに使用するサーフェスを作成します。
Squishbackコンポーネントにつないで3Dサーフェスに戻し、Projectコンポーネントにつないで投影し面上線化します。SquishbackコンポーネントもSquishコンポーネントと同様にポリゴンを経由するため1次直線として3Dサーフェスに戻りますので必要に応じて制御点数と次数の調整が必要です(これをしないとガタガタの形状になってしまいます)。
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