2018年4月7日土曜日

【Grasshopper_03】Voronoi図を使った渦巻パターンの作り方


ヴォロノイ図を応用した、自動車のフロントグリルを想定したデザインですが、
最初に投稿したヴォロノイ図の応用例を少し改良すればそれっぽいものができます。

Step.1 同心円を作成する


・半径が400の円を作り、その内側を埋める同心円を作ります。

・Rangeコンポーネントで0から1の間で20等分し、最大の円の半径に掛け合わせることで中間の円の半径が求まります。

・Graph Mapperを使うことで、半径の大きさに変化を付けています。

・原点を中心に、最大半径を400とした同心円を作成。

・一番内側の円は半径が0となってしまうので、Cull Indexを使って除外しています。

Step.2 交点を求める


・Step.1で作図した同心円のうち、一番外側の円を選別し、20等分する。

・等分点と原点を直線で結ぶ。

・結んだ直線と、Step.1で作図した同心円の交点を求める。

・直線のリストをReverse Listコンポーネントで反転したのち同心円との交点を求めると、対称の点群が生成される。

Step.3 曲線を作成する


・Insert ItemコンポーネントでStep.2で生成した交点のリストの0番目に原点を加え、InterpolateコンポーネントでNurvs曲線を生成する。

Step.4 回転コピーさせる


・Step.3で作成したカーブを原点周りに回転コピー。

Step.5 オフセットさせる


・Step.4で作成した曲線を、オフセットします。

・方向は両方向(マイナス付きとマイナスなし)です。

・Mergeコンポーネントを使って、パスを分けた状態でまとめるため、Replace Pathを使って、それぞれ{1}と{2]と{3}に変更してからMergeにつなぎます。

Step.6 回転&スケール


・XY平面からYZ平面に回転させ、大きさを適当にスケールで変更します。このあたりはお好みで。

Step.7 投影


・YZ平面上に適当な大きさのRectangleカーブに面をはり、Projectコンポーネントで投影します。

Step.8 完成


・Step.7で作成した投影カーブの先端を直線で結び、Closed Curve化します。

Step.9 完成


あとはお好みで加工したら完成です。

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【Grasshopper_98】SporphとSurface Morphingの特徴、違いなどについて

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