スピーカーグリルの開口部分を綺麗に(ここではサーフェスの縁に沿いつつ、円のピッチを保つを意味します)並べるのはかなり至難の技ですが、グリル基準面の形が平行四辺形に近い場合は比較的楽に作れるので、そのやり方を紹介します。
Step.1 平行四辺形とオフセット曲線の作成
・XY平面上に角を丸めた平行四辺形をRhinoceros上で作成し、Grasshopperに取り込んだのち、内側に1mmオフセットさせます。
Step.2 接線を作成する
・Step.1で作成した平行四辺形の両端に接するカーブ(斜め45°方向)をRhinoceros上で適当な長さで作成し、Grasshopperに取り込んだ上、内側に1.5mmオフセットさせます。
Step.3 補間曲線を作成する
・Step.2で求めたオフセット曲線間に、Tween Curveコンポーネントを使い補間する曲線を作成します。
・作成する曲線の位置(補間する割合)は0から1の間の数値で指定するので、rangeコンポーネントを使います。
※ここでは58に設定。
・補間した曲線をExtend Curveコンポーネントを使い、両端方向に100mm延長します。
Step.4 補間曲線を分割して内側を選択する
・Step.1で内側にオフセットさせた曲線と、Step.3で求めた補間曲線との交点をCCXコンポーンネントで求め、shutterコンポーネントを使い細分化し、枠の内側部分を取り出します。
Step.5 分割点を作成する
・Step.4で求めた曲線の長さを個別に計測し、ある数値で割り算した値をRoundコンポーネントを使い整数に変換してからDivide Curveコンポーネントにつなぎます。
Step.6 完成
・あとは適当な半径の円を作成したら完成です。
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